隔月で発行しているぞうさん通信。
今回からWeb上でもご覧いただけるようにアップいたします!
ここでは、ぞうさん通信の中の1コンテンツである、先生の記事をお届けします。
こちらからはその他の記事もご覧いただけますので、ぜひ読んでくださいね。
<先生、ダイエットに目覚める!?>
内臓脂肪を減少させる、血糖を減少させる、血圧降下作用がある、免疫力増進効果がある、骨粗鬆症を予防する、
中性脂肪を減少・HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増加させ心臓疾患を予防する、うつ病を予防する。
そんな魔法のような薬があるんです。それは「ウォーキング」。
最近は可能な限り歩いて通勤するようにしています。きっかけはありがちですがダイエット。しかし、歩くようになると、それ以上に精神的な効果を感じています。車では気づかなかった風景を眺めながら空気を思い切り吸って歩くとそれだけで気分がいいですし、その時間でいろんなことを考えるようになりました。自分のこと、家族のこと、その日に会う患者さんたちのこと。失敗を反省したり、楽しいことを想像・計画したりもします。肝心のダイエット効果は・・・これからこれから!
実際、ウォーキングの効果として、健康増進効果だけでなく、頭脳に適切な刺激を与えて自律神経を活性化することでストレスを軽減する精神的効果も指摘されています。一種の瞑想的な効果ですね。
現代人は歩く絶対量が足りていないと言われますが、運動量が足りなくなっているのは子どもにとっても重要な問題です。近年はテレビだけでなくゲーム・スマホなどの普及や、勉強などの課外活動の増加によって、子どもたちも運動量不足です。
子どものうちの体力作りはとても重要で、体力・筋力がないと起立性調節障害など不調が多くなり、集中力が続かず、学力低下にもつながります。時間がないからと勉強だけしていてもダメ。「健全な精神は健全な肉体に宿る」とは使い古された言い回しですが、真実を伝えていると思います。
学校は夏休みに入り、公園でラジオ体操もやっています。大人も子どもも体を動かしましょう!