鉄分について | ならざき小児科 福岡市東区の小児科。病児保育も併設。

福岡市東区和白 医療法人育慈会 ならざき小児科

ごはんのいろいろ

鉄分について

「鉄欠乏」と乳幼児の精神運動発達の関係について、最近よくとりざたされています。9~11ヶ月頃の赤ちゃんはだんだん体も大きくなって、運動も活発になります。鉄分が不足しがちになる時期とも言えます。最近の研究では、乳幼児の鉄分不足が長期に続くと、神経伝達物質の生成が悪くなる(神経伝達物質を作る酵素に鉄分が多く必要なため)ので、発語や言葉の理解、器用な動作、歩行などの精神運動発達に影響が出かねないということです。

離乳食に、8ヶ月頃からカツオやマグロの血合いの部分やレバーなど、9ヶ月頃から豚肉や牛肉の赤身の挽肉を与えましょう。これらの食品の赤い色は鉄分を含むヘモグロビンが豊富に含まれています。

ほうれん草は鉄含有量が多くても、あくのシュウ酸が鉄の吸収を悪くしているので、ほうれん草ばかりに偏らず、チンゲン菜や小松菜などの青野菜も使いましょう。

牛乳には鉄分がほとんど含まれていないので、鉄分を添加したフォローアップミルクを9ヶ月~1歳半位まで牛乳の代替として利用した方が安心です。

上記以外に茹で大豆、挽き割り納豆、ひじき、高野豆腐など、1週間に1回位の目安で鉄分を多く含む食材を与えましょう。(高野豆腐は堅いままおろし金でおろしてスープにすると便利です。)

<おすすめレシピ>
♣大豆ポタージュ(5~6人分)~離乳後期から食べられます~
材 料:
茹で大豆130g、玉ねぎ100g、バター大さじ2、サラダ油大さじ1、小麦粉大さじ1、水2カップ、スープの素2個、牛乳(粉ミルク)2カップ、子ネギ少々

作り方:
①バターとサラダ油で玉ねぎをよく炒め、小麦粉を入れてさらに炒め、水と茹で大豆、スープの素を入れる。
②火を止め、あら熱をとってミキサーにかける。
③鍋に戻し温めて牛乳または湯でといだ粉ミルクを加え、赤ちゃんの分を取り分けしてから塩で味を調え、小口切りの子ネギを散らす。

♣レバーのロールサンド(5人分)~食パン抜きで中身だけなら7ヶ月からOK~
材 料:
鶏レバー100g、バナナ1本、サンド用食パン5枚

作り方:
①レバーは水洗いして茹でて裏ごしする。
②バナナはみじん切りして①と混ぜる。
③食パンに②を塗り、ラップの上にのせ、ロールサンドにする。

♣赤身マグロのみそ風味フライ~衣を外せば1才すぎから食べられます~
材 料:
マグロ100g、みそ小さじ1、青じそ6枚、小麦粉・溶き卵・パン粉適宜

作り方:
①マグロは棒状に切り、みそを塗って、青じそを巻く。
②小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
③180度の油でこんがりと色づくまで揚げる。

診察・ワクチン接種のご予約はこちらからどうぞ!

みなさまの関心の高い記事

病児保育室ぞうさんの家
診療・健診・ワクチン接種 インターネット予約

ネット問診票はこちら

●診療時間

時間
9:00〜12:00-
13:30〜15:00---
15:00〜18:00---

月間診療スケジュール

受付時間 8:00〜12:00/13:30〜17:00
13:30から15:00の間はワクチン接種・健康診断のみを行っております。

初めてお越しの方へ

●所在地
〒811-0202 福岡市東区和白5-7-16

当院までのアクセス

スタッフ募集
管理栄養士による栄養相談
診療券は大事な情報