第10回:「歯が浮いてもいい・・・」 | ならざき小児科 福岡市東区の小児科。病児保育も併設。

福岡市東区和白 医療法人育慈会 ならざき小児科

子育ておしゃべりコーナー

第10回:「歯が浮いてもいい・・・」

 先日、クマさんとコアラさんと近藤うさぎさんと4人で日本外来小児科学会に行って参りました。多くの学びがあって、とても充実した2日間でした。今回はその中からひとつお伝えしましょう。

 コアラさんとうさぎさんがワークショップに参加している間、クマさんと一緒に「外来で出来る子育て支援」という講演会を聴くことにしました。演者は東京で開業されている女医さん(小児科医)です。彼女は、ご自身の子育て経験を通して子育て支援がいかに大切かを認識され、現在精力的に子育て支援を実践されながら、そのノウハウをこうやって講演会や研修会を通して多くの医療関係者に「伝授」しているのです。演壇上の彼女はまるで子育て支援の「伝道師」のように輝いて見えました。

 内容はとても分かり易く、簡単に一言でまとめると「育児支援する人は育児支援マインドを持ちましょう」と言うことになります。つまり、支援する側の自己改造論です。

 具体的には、基本の第一に「一所懸命に子育てをしているお母さんを誉めてあげましょう、だれでも誉められるのは気持ちが良いもんです・・・」。この話に対して、ある毛むくじゃらの先生が質問に立ちました。「女先生が優しい言葉をかけるのはいいけど、僕のようなむくつけき男が優しい言葉をかけると気持ち悪がられるのでは?それに誉め言葉っつうのはむずかしい・・・」これに対する答えは、「じゃあ、誉め言葉の練習をしてください」でした。まず、自分を誉めましょう~朝寝坊せずに起きられて偉い!今日も一日仕事したのでご苦労さん!とか。次は心にもなくてもいい、歯が浮いてもいいから、奥さんを誉めてみましょう(一同大笑い!)~きょうも綺麗ね!君の笑顔が一番!とか、だんだんと他人を誉めるのが上手になりますよ!」という話でした。

 「子どもは誉めて育てる」と私も思っていましたが、育児支援の始まりはお母さんを誉めることからなんて気がつきませんでした。

 応用編として、「夫を誉めて家事・子育てをしてもらおう」というのはどうでしょうか? 

 少々歯が浮いてもいい、黙っていられるよりずっと楽しいよね!

 そういえば、最近クマさんが心にもなく歯が浮くようなセリフを寅さんに言ってましたね!「な~に言ってんだか」と言い返していましたが、寅さんの気分は確かに悪くはなかったのです。でも、それって子育て支援の練習にすぎなかったことがばれてしまいました!やっぱり心にもなく、歯も浮いていたんだわ!

 はたしてクマさんの育児支援マインドが身についているかどうかは、皆様に採点していただきましょう!

 NCCはあなたの子育てを応援します!

「育児をしない男を、父とは呼ばない」(旧厚生省ポスターより)

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