平成15年10月31日
<その1>
昨年の真夏におこなった両家の顔合わせの会からちょうど一年後。この夏に、彼らは結婚しました。
まわりからは「息子さんの結婚の準備で大変でしょう?」と、よく聞かれました。しかし、今時の若者の趨向では、結婚というものは「両家の」行事というより「二人の」イベントなのです。私たちはただ招待を受けてお祝いに駆けつけただけでした。親にとっては全然手のかからないものでしたよ。
結婚式はお互いの息づかいが感じられるほど小さな式場で、参列者が二人を囲む形での簡素ながらも厳粛なものでした。
披露パーティでは、両家の両親がそろってウェーディングケーキ入刀とケーキの食べさせ合っこをするという思わぬプログラムにビックリ!懐かしいやら、恥ずかしいやら・・。また、幼稚園での彼の受け持ちの子ども達によるお祝いの歌や踊りのご披露もあって、とても彼ららしいイベントでした。私たちにとっても楽しい思い出になりました。
物づくりに長けた彼らしく、式場でのウェルカムポスターから参列者へのメッセージカードなど隅々まで手作りで、二人の気持ちが伝わるほのぼのとした式と披露宴でした。
独立に向けて、一年間を要した巣作り工程を目の当たりにしましたが、幼少時のあの無鉄砲さからこうも成長したかと感心し、きっと素敵なお嫁さんのおかげだと感謝し、二人の行く末に幸多かれ!と祈る私でございます。
<その2>
開院当初から看護スタッフとして働いてきた近藤看護師が結婚しました!看護師として大変優秀で、女性としてもとても素敵な方です。このままず~と居て欲しかったのですが、彼女の幸せのため、我々は涙を飲み、笑顔で嫁ぐ彼女を送り出しました。院長と事務長が結婚式に列席するために天草に行って来ました。幸せ顔でメロメロの花婿に一発パンチを喰らわせたかったのでは・・・・?!以下はクマ院長のレポートです。
結婚式・披露宴は美しい天草の島々を借景にした式場で行われました。近藤さんは幸せそうでした。お婿さんはもっと幸せそうでした。クマさんは挨拶をしました。福岡からノートブックとプロジェクタを持参し、パワーポイントを使って型破りの来賓挨拶をしました。近藤さんが根っからの小児看護のプロで、嫌いだったコンピュータを使いこなすまでになった女性で、何よりも心優しくて信頼できる素晴らしい人格を兼ね備えた女性だと、そしてわがNCCにはなくてはならない女性だということを強調してきました。その挨拶の奥には、「だから大事にしないと承知しないぞ」、「何かあったら帰っておいで」という気持ちがあったんですね。まるで娘を嫁に出す父親みたいだな。(クマさん)