NCCの待合室のパンフレットスタンドに「わが家の子育てチェックリスト」というチラシがあります。これは子どもの健康な生活について振り返るために、日本小児科学会が作成したもので、内容は大きく3つに分かれていて、それぞれ数項目の質問からなるチェックリストです。否定形の「いいえ」が多い場合は、肯定型の「はい」が多くなるよううに心がけましょうというものです。
ちなみに私もチェックしてみました。
1つ目は子どもの行動チェックです。「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」「ごめんなさい」がいえますか?「外から帰ってきたら手を洗いますか?」「好き嫌いなく何でも食べますか?」「家族とよく話をしますか?」など14項目あります。子どもが小さいときにはほぼ100%「はい」ですが、何時の頃からでしょうか、大きくなるにつれだんだん「いいえ」が増えてきたようです。特に小学校高学年の頃から、急に家では必要以上にしゃべらなくなりました。訊けば最小限の返事は返ってきますが、それ以上の親の干渉を嫌がり、やがて何を考えているんだろうかと私の方が不安に陥ったりしました。でもよく考えてみるとその年頃の自分もそうでした。特に中学生の頃は、仲間とは何でも話せますが、親とは話さないことが多かったようです。そして、わが子を持つようになって、ようやく親の気持ちも知ることとなりました。彼らもきっとそうなんだろうなあと、色々思い悩んでいるうちに、まあいいか!小さいときにできていたんだから、思春期にはいろいろあっても大丈夫でしょう!と都合のいいように考えるママです。
2つ目は保護者自身のチェック、「規則正しい生活を心がけていますか?」「子どもと遊ぶのが大好きですか?」「叱るよりほめるようにしていますか?」など15項目あります。まあまあ「はい」の方がやや多いので、合格とするかと自分に甘いママです。新米ママのころ、お向かいさんのスパルタ式先輩ママを見習って厳しく「スパルタしつけ」をした時期もありました、しかし「叱るよりほめる方が効果がある」と気づき、叱りたい気持ちを抑えてほめるところを「探す」ようにしました。親にとっては我慢の試練ですが、しかし、良いところ探しの方がお互いに精神的によろしいようですね。
最後は父親像のチェック、「こどもといっしょに旅行したことがありますか?」「できるだけ、こどもといっしょにご飯を食べるようにしていますか?」など5項目あります。クマ院長の自己採点はどんなものでしょうか?家事に関しては何もしない新米パパでしたが、おむつ替えをしたり(うんちの時は新米ママを呼ぶか、そっと戻していましたが・・・)、ほ乳瓶を自分のおっぱいに仕立てて哺乳したり、子どもの相手はよくしましたね!ハイ、ゴウカク!