福岡市東区和白 医療法人育慈会 ならざき小児科

子育ておしゃべりコーナー

第36回:こどもの世界で育って輝け!

 お正月に7歳、5歳、2歳の孫たちが遊びに来ました。上の二人が初めて親から離れての単独お泊りもしてくれました。パパの奪い合いをしたり、喧嘩したり、仲直りしたり、3人を観察していると実に面白い。また、親がいない時の自立度の高さに、思わずとある本で読んだお釈迦様の教えを思い出しました。

 ある時、お釈迦様が若い衆から「子どもは何人がよいか?」と尋ねられました。するとお釈迦様は「三人以上がよいでしょう」とおっしゃったそうです。「あなたの両ひざに一人ずつ座り、3人目は次の順番になるのを我慢して待たなければなりません。子どもは育っていく過程ですべてが思い通りにはならないことを自然に学んでいくのです」と若い衆に教えられたそうです。古今東西を問わず子育ての基本は同じですね。

 競争する同世代のライバルがいるかどうかということは、子どものこころの育ちに大きな影響があり、一番近いライバルは兄弟です。二人目が生まれた時、上の子が赤ちゃん帰りをすることはよく見られることです。それは独り占めしていた親の愛が奪われることへの不安と不満の表れです。下の子がある程度大きくなってくると、子ども同士の世界が形成され、大きい子が守ったり、小さい子がなついたり、喧嘩と仲直りをしながら子どもなりの経験から人間関係を築いていきます。自分たちで解決できない時には絶対権力である親に告げ口直訴もします。実はこの「告げ口直訴」は大人の世界に限らず子どもの世界でも嫌われる行動で、決してやってはいけない行動なのです。3人いると二対一の力関係を子どもなりに学び、仲直りの方法を見つけるようになるので、告げ口直訴の行動が少なくなります。

 また、告げ口直訴に対して、親は介入し過ぎない方がいいでしょう。「お兄ちゃんでしょう!我慢しなさい!」と簡単に片づけると、受けとめてもらえない気持は暴力に変わることがあるからです。訴える子の言い分と訴えられた子の言い分を聴いて、気持ちを受け止めてやるだけで一件落着ということは多々あります。

 兄弟というライバルがいない場合には、子どもたちを子どもだけの集団に浸る環境を用意した方がいいでしょう。大きな危険のないかぎり、陰ながら見守るだけで十分です。多少痛い目にもあって、経験を積み重ねていくと、子どもは自分で考えて行動できるように成長し、輝くのです!

 年頭に当たり孫達の輝く成長に目を細めているばぁばでした。
NCCぞうさん通信第59号(2012年2月)

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