福岡市東区和白 医療法人育慈会 ならざき小児科

子育ておしゃべりコーナー

第42回:最近言うことをきかない

いくつかの保育園、幼稚園の園医をさせていただいています。健康診査で記入していただく問診票に、「最近言うことをきかない」という悩みを訴える保護者が多くあります。確かに私自身の子育て時代にも遭遇した難問でした。言う通りにさせようと怒ったり、脅したり・・・今なら虐待と通報されるかも知れません。今となっては、自分の親としての未熟さ・無力さを痛感し、我が子に申し訳なく、子宮に戻して産みなおしたい、育てなおしたいと思うことが多々あります。しかし、人生は後戻りできるほど甘くはありませんね。

 まだ物言わぬ赤ちゃんの時、私たち親はどのように我が子と向き合っていたのかを思い出しましょう。赤ちゃんの「泣く」という要求に、親はどうして泣いているのかな?お腹がすいた?おしっこ?うんち?暑い?痛い?・・・などのように赤ちゃんの気持ちを考えながらいたれりつくせりでした。要求が満たされれば、天使の微笑みで倍返しを見せてくれます。親はその微笑みに安心し、こころも満たされます。言葉によらない自己主張で親を支配しているという構図ではないでしょうか。このこころの交流から最も大事な人と人の「基本的な信頼関係」を育んでいます。

 ところが、こどもが言葉がしゃべれるようになり、自我を言葉として発するようになれば、親はその自己主張を否定し、親の主張に従わせようとすると、「こどもが言うことをきかなくなった」という悩みになってしまいます。しかし、こどもにしてみれば<赤ちゃんの時には従っていた親が、最近言うことをきかなくなった>と感じるのではないでしょうか。
さあ、どうしましょう?

 イソップ物語の「北風と太陽」を思い出しましょう。旅人の着るものを脱がせたのは強い北風ではなく暖かい太陽でしたね。子育てに限らず人間関係において、きびしい叱責よりも褒め言葉と感謝言葉の方がこころ温まるし、お互いのこころが穏やかになります(69号の<子育てハッピーアドバイス>を参考に)。

 こどもが独立するまでは親に責任があります、叱る気持ちは親としての責任感から発する愛情ですが、褒める愛情の方が結果的に効果が上がるようです。しかし、叱りたい気持ちを押さえて褒め言葉を見つけるのはなかなかできないものですね。

(68号の尾木ママ流叱らない子育てを参考にしてください)
 これには先ず、こどもは親の付属物でも所有物でもなく、親とは別の人格をもっている人間であり、親の言う通りにはならないものだと認識しなければなりません。つまり、子育ては自分育ての人生修業だとお思いになりませんか?
NCCぞうさん通信第71号(2014年2月)

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