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ごはんのいろいろ

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体は食べ物からできている

炭水化物1

私たちは生きるため、成長するために毎日食事をします。よく噛み、だ液と混ぜた食べ物は食道から胃に入り、消化液に含まれる消化酵素で消化されます。糖質はブドウ糖に、脂質は脂肪酸とグリセリンに、タンパク質はアミノ酸になって、体内に吸収され、エネルギー源や体を作る働きをします。

「糖質・脂質・タンパク質」を3大栄養素といい、体の調子を整える「ビタミン・ミネラル」を加えて5大栄養素といいます。

ところで、糖質って?炭水化物って? 
答えは:「糖質+食物繊維=炭水化物」

人の消化酵素で消化される「糖質(エネルギー源)」と消化されない「食物繊維(腸のそうじ屋さん)」をあわせたものが『炭水化物』です。ご飯などの穀類・いも類・砂糖などに多く含まれ、食事のエネルギーの60%ぐらいをこの炭水化物からとるのが基本です。

赤ちゃんの成長に必要なエネルギー源は、まず母乳・粉ミルクのガラクトースや乳糖です。
離乳食スタートではお米10倍粥でブドウ糖を利用します。
脳のエネルギー源であるブドウ糖や糖質の体内での働きについては次号でお話しましょう。

○糖質の種類
[table]
分類,糖の種類,食品
単糖類,ブドウ糖,穀物、根菜類、果物
単糖類,ガラクトース,牛乳、(母乳)
単糖類,果糖,果物、はちみつ
二糖類,ショ糖,砂糖、さとうきび、てんさい
二糖類,麦芽糖,水あめ、麦芽
二糖類,乳糖,牛乳、乳製品
少糖類,オリゴ糖,人工甘味料
多糖類,でんぷん,穀類、いも類、豆類
多糖類,グリコーゲン,(筋肉や肝臓に貯蔵されている)
[/table]

なぜ食べるの?

早いもので今年も残り少なくなってきました。皆さんのご家庭やお子様にとって、今年はどんな1年でしたか?

これまで「早寝・早起き・朝ごはん+よく嚙み・出す」についてお話してきました。朝~起きてご飯をよく噛んで食べて排便、外で遊んで食べてお風呂入って、夜は寝るzzz・・。子どもは生活体験を積み重ね、生きていく力を身に付けながら大きくなります。そして愛情たっぷりの食事(乳・離乳食)は子どもの体と心を育てます。おいしい母乳や子どもの健やかな成長はもちろんのこと、家族の健康維持にも毎食「主食・主菜・副菜」が揃った食事が基本になります。

1.主食:力や熱を作る 炭水化物・脂肪
 (ご飯・パン・麺類・いも類・バター・植物油)

2.主菜:血や肉や骨を作る ⇒たんぱく質・鉄・カルシウム
 (魚・肉・卵・大豆製品・乳製品など)

3.副菜:免疫力をつける ビタミン類
 (野菜や果物)

年齢により食べる量は変わりますが、主菜(たんぱく質)の倍量の副菜(野菜)、ご飯などの主食はしっかりと食べ、牛乳や果物は食後あるいは間食にしましょう。

コマの形をした食事バランスガイドをイメージするとわかりやすいですね。

Q:なぜ食べるの?
A: 体は食べ物からできているから。  
食べた物がどのように体をつくるのか、これからのコラムでお話していく予定です。まずは離乳食で最初に口にする10倍粥・・・炭水化物についてです。

「おやつ=お菓子・ジュース」ではない!

天高く馬肥ゆる秋、実りの秋、過ごしやすい季節になりました。
毎日おいしくご飯を食べていますか?

乳幼児は、食事時間・量・回数・使える食材など月齢、年齢で違いますので、何をどのように食べさせたら良いのか、悩んでいるママも多いことと思います。そんなときはどうぞ、火曜日午後の栄養相談をご利用ください。

今回は、おやつについて考えてみましょう。
1)和時計の八時(やつどき)午後2~4時頃に由来 ⇒ おやつ
2)朝昼夕の食事の合間に食べる ・・・・・・・・⇒ 間食
3)食事では摂りきれない栄養を補う・・・・・・・ ⇒ 補食
と、いろいろな言い方があります。

消化・吸収機能が未熟な乳幼児のおやつは3)の補食と考えましょう。季節の果物や野菜、牛乳・乳製品、自然の味を生かし薄味で調味した穀類、イモ類などを利用することをお勧めします。また、新陳代謝が盛んでよく動き回るので、失われる水分が多いことも考え、水分補給も忘れないようにしましょう。

イオン飲料などの経口補水飲料は発熱や下痢などの脱水時に使いましょう。元気な時に水代わりに与えると塩分・糖分を摂り過ぎで体を壊す原因にもなります。

離乳期のおやつは?
日中の母乳、ミルクがなくなり3回の離乳食が中心になるまではおやつの必要はありません。穀類・野菜・タンパク質が入った離乳食をしっかり食べさせましょう。

幼児期のおやつは?
1日のエネルギーの10~20%が適量です。体格や運動量の個人差も考え、食事に影響しない量にしましょう。
(1~2歳は100~150kcal程度・3~5歳は180~280kcal程度)

ママの親指と人差し指をくっつけて丸くした大きさのクッキー1枚が約50kcalです。加工食品には栄養成分表示(エネルギー・タンパク質・糖質・脂質・ナトリウム)がされています。表示を参考にしながら体に良いおやつを選んでみてください。

そして食べたあとは、歯みがきやお茶を飲んで、虫歯予防の習慣も忘れないようにしましょう。

8月31日は「何の日」?

答えは「8(や)・3(さ)・1(い)~野菜の日」

トマト、キュウリ、茄子、ピーマン、南瓜、ゴーヤ、レタス、おくら、とうもろこし、ししとう、枝豆、みょうがなど、熱くなった体を冷ます効用のある夏野菜には、暑さで奪われやすいビタミンCが豊富なものも多く、水分もたっぷりふくまれています。

「野菜は体にいいから食べなさい」って、食事のときに出てくる言葉ですね。
では、野菜はどう体に良いのでしょうか? 

野菜には二つの大きな役割があります。

1.ビタミン・ミネラル類の補給
  免疫力を高めたり、皮ふや粘膜、血管、骨など健康に保ち、体の維持に不可欠。

2.食物繊維の摂取
  水分を吸収して便通をよくして、体から毒素を追い出す腸のお掃除屋さん。

野菜の摂取量の目標は大人1人1日350gです。
コマの形をした食事バランスガイドの副菜~野菜1皿70gとして、1日に5皿の野菜中心の副菜(70g×5皿=350g)を食べましょうということを絵で表しています。

子どもの場合は
1歳・・・(50g×3食)
1歳半・・・(60g×3食)
3歳・・・(90g×3食)
を目安に野菜を毎食取り入れましょう。

せっかくの夏休み、お子さんと一緒に買い物や料理する機会があれば、野菜の量を計ってみるのも野菜に興味を持つきっかけになるかもしれませんね。

食欲がないからと、冷たい飲み物やアイスばかりにならないように、暑い時にこそ旬の夏野菜を食べて体調を整えましょう。

担当:百武管理栄養士

日本の食文化

日本の食文化その1

1.日本の食事:「ハレ」と「ケ」
  ハレ・・特別な行事の食事のこと(五節句・行事食・長寿の祝いなど)
  ケ・・・日常の食事のこと

2.五節句とその料理
伝統的に季節の変わり目となる日を「節句」と呼び、料理を作って祝うというものです。

節句に食べる料理を節供(せちく、せく)といいます。

[table]
節句,月日,別名,料理
人日(じんじつ),1月7日,七草の節句,七草粥
上巳(じょうし),3月3日,桃の節句,ちらし寿司、蛤の吸い物、白酒、桜餅
端午(たんご),5月5日,菖蒲・あやめの節句,かしわ飯、ちまき
七夕(たなばた),7月7日,七夕,そうめん
重陽(ちょうよう),9月9日,菊の節句,菊のお浸し、菊酒
[/table]

日本の食文化その2

~みそ汁~
受け継がれる知恵と生命のスープ

中国の史書「後漢書倭伝」に倭国(古代日本)の紹介部分で“冬夏生菜茹”の言葉が登場します。「菜」は野菜、「茹」はゆでる、煮る、食うの意味があり「菜茹」は野菜の煮込みスープとみられ、冬も夏も食べているというのです。古代日本人の「多くは寿であり、百余歳になる者がはなはだ多し」とあり「菜茹」のある食生活と関係あるといわれてます。

時代とともに呼び名も「菜茹」→「汁」→「羹」→「熱汁」→「集汁」となりました。

江戸時代初期に出た『料理物語』(1643)の中には「あつめ汁(集汁)」があり、その作り方は「中味噌にだしを加え、またすましにもする。大根、ごぼう、芋、豆腐、竹の子など、そこへ干しアワビやつみれなど入れてもよい」とあります。

江戸時代になって味噌作りが盛んとなり、みそ汁が全国に普及し、飯のそば(右側)につけるものとして「おつけ」、丁寧語でいうと「おみおつけ」。また「あつめ汁(集汁)」といわれるように具材も椀にも盛り上がる程多かったようです。

~実の三種は身の薬~
「実の三種類以上入ったみそ汁は食べる薬」という無病息災の知恵のことわざと伝えられています。日本人の長寿と健康を支えてきたみそ汁は歴史の中で育てられ、伝えられてきた知恵のスープ、生命のスープです。

旬の食材を取りいれたみそ汁、皆さんの朝の食卓にも汁物として「おつけ(・・・)」くださいね。

担当:百武管理栄養士

「早寝・早起き・朝ごはん」+よく噛み・出す

はじめに「早寝・早起き・朝ごはん」+よく噛み・出す

世界が注目したサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会もスペインが初優勝で幕を閉じました。日本も素晴しいチームワークでベスト16入りと大活躍、頑張る姿に感動と元気をもらいました。あれから世界へ活躍の場所を移した選手もたくさんいます。

4年・8年・12年・16年後~とW杯を夢見る子どもたちやパパ・ママもいらっしゃるのでは?!スポーツ選手のなかでも・・野球のイチロー選手や松井選手、ゴルフの石川選手や宮里選手など世界を舞台に活躍する人がたくさんでてきました。

世界を目指せ!とは言いませんが、社会に出て生きていく力、強い身体と精神力を培うためにも、今からでもできることは、生活習慣の見直しです。

≪早寝・早起き・朝ごはん≫+よく「噛み」そして「出す(排便)」で子どもの成長に応じた生活リズム(食事・睡眠・排便など)を整えてあげましょう。

国民運動である≪早寝・早起き・朝ごはん≫と栄養バランスのとれた食事を、よく噛んでおいしくいただき、消化・吸収、排便の習慣をつけるための毎日の生活が大切になってきます。丈夫な身体を作るためには何をどれだけどのようにして食べたらよいのかや、食事のとりかた・早寝・早起き・朝ごはん・噛む・出す(排便)など、食育に関することをこれからのコラムの中でお話していきたいと思います。

「考えて食べる栄養コラム」のコーナーですが、考えて食べる前にできることがあります。~テレビを消して家族で食卓を囲み食事と会話を楽しむ~ことです。子どもにとって、「食卓」とは、お腹を満たすだけの場所ではありません。

・自分の居場所があるという安心感
・自分専用の食器があることという自分の存在感
・家族団欒の中で話す、聞くなどのコミュニケーションを深める
・「いただきます」の言葉とともに命をいただく
・作ってくれた人へ感謝する心を伝える
など、心を育てる場であり、精神的に安らぎを与える場所です。

「食卓」は子どもを叱る場所ではなく、子どもを幸せにする場所として利用しましょう。家族団欒の「欒」の字を見ていると「糸・言・木」でできていて,木(=テーブル)の上で言葉が糸と糸でつながれている様子が見えてきませんか?」

まずはテレビを消して、会話しながら食事を楽しんでみてくださいね。

朝ごはん「早寝・早起き・朝ごはん」+よく噛み・出す

今年の夏は本当に暑かったですね。秋~過ごしやすくなるこれからの季節、子どもの成長に応じた生活リズム(食事・睡眠・排便など)を整えてあげましょう。

平成18年から文部科学省では≪早寝・早起き・朝ごはん≫運動を展開しています。
朝ごはんは 
1)眠っている間に消費したエネルギーを補う
2)眠っていた体を目覚めさせる
3)腸の働きを活発にして便通をうながす
などの効用があるので、1日の活動を始める上でとても大切な食事です。

脳が必要とする栄養素のブドウ糖は、脂肪と違い体内に蓄えておくことができません。夕食でとったブドウ糖は寝ている間に消費され朝の10時過ぎには使いきってしまいます。朝ごはんを抜くとエネルギー不足から脳のはたらきが鈍くなり、集中力もなくなってしまいます。ブドウ糖はご飯やパンなどの炭水化物が分解されてできるエネルギーですから、朝食にご飯やパンなどの【主食】は欠かせません。たんぱく質【主菜】と野菜【副菜】も揃ったバランスの良い食事をしっかりとよく噛んで食べることが理想の朝ごはんです。
(朝ごはんをしっかり食べている子どもは学習意欲が高いといわれています)

朝、カーテンを開け太陽の光を浴びると、体は「朝」を認知して眠った体を目覚めさせます。そして朝ごはんを食べると体温が上がり脳と体はスイッチON!それと同時に腸の働きも活発になって便通はとてもよくなります。

大人も子どもも脳と体のエネルギー源・体を整えるという面で朝ごはんはとても重要!

早寝・早起きができる生活習慣を身につけましょう。十分な睡眠をとって、しっかり朝ごはんを食べて、朝から快調に元気な1日をスタートさせましょう。

❤理想の朝ごはん❤できることからはじめてみませんか?
step 1【汁】まずは温かい汁物を
(寝ている間に失われた水分は補給しましょう。体を温めるみそ汁や簡単なスープなど)
step2【主食】ご飯やパンをプラス
(炭水化物は脳のエネルギー源・ブドウ糖になります。脳と体を目覚めさせましょう。)
step3【主菜】卵や大豆製品、乳製品のおかずをプラス
(血・骨・筋肉・体を作るたんぱく質は体温を上昇させ、体の活動を活性化させます。)
step4【副菜】野菜や果物をプラス
(ビタミン・ミネラルは体の調子を調える栄養素)
汁物・主食・主菜・副菜がそろうstep4までくれば理想的な朝ごはんです。

よく噛む「早寝・早起き・朝ごはん」+よく噛み・出す
お正月から寒い日が続きますが2月4日は立春、暦の上では春になります。季節の移り変わる時(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を節分と言い、特に立春前日の2月3日は

*豆まき~「鬼は外、福は内」と言い豆をまき、疫病や災害を鬼に見立てて追い祓う(中国から伝来)。
*福豆~まめ(健康)になるように願って歳の数だけ食べる。
*柊(ひいらぎ)の枝に鰯の頭を刺して門に飾る~邪気を祓う。
*太巻き~福を巻き込むという意味で毎年「恵方(えほう)」を向いて太巻きをかぶりつく。など、皆さんのお家ではどのような儀式の節分をお過ごしでしょうか?

 ところで、健康を願い歳の数だけ食べる豆・・・よく噛んで食べましたか?
「よく噛んで食べる」咀嚼の習慣を乳幼児のうちからしっかり身につけた子どもは、あごや体が丈夫になり、健康に育つと言われています。「よく噛む」ことは脳を刺激し、脳細胞の代謝活性を促して脳の血液の循環をよくする効果があります。子どもの心身の発育は、脳神経系・ホルモン分泌系(成長ホルモンなど)から進んでいきますので、乳幼児の時期から「よく噛んで食べる」ことは、脳細胞の発達にとって重要な栄養をより多く脳に送ることにもなるのです。よく噛んで食べる子は頭も良くなる可能性が高いとか、大人になってからは、脳を活性化し老化やボケ防止につながるとも言われています。

また、「よく噛む」ことで、唾液腺から多量の唾液が分泌されます。唾液には、
1.味覚の働きを高める作用 
2.消化を助ける 
3.発がん物質の抑制の働き
4.抗菌作用があり、虫歯や歯周病の予防にもなります。

子どもが好きなメニューのハンバーグやカレーライス、麺類などはあまり噛まなくても食べられるために“噛まない・噛めない”子どもが増え、あごの発育不全・歯列の乱れが多くなっています。毎日、毎食の食事作りのなかで大人から「噛むこと」を意識してみてください。

そして、子どもがモグモグと上手にお口を動かし≪噛んで≫いたら、ほめてあげてください。

根菜類が美味しい季節、大根・ごぼう・人参・芋類など体を温める働きのある冬野菜やこんにゃく、きのこ類の食物繊維たっぷり入った噛み応えのあるけんちん汁などに、水溶き片栗粉などでトロミをきかせ、冷めにくくしたり、大人は卸し生姜を少しのせて体の中から温める工夫してみてください。

もうすぐ春です。健口を維持しながら健康にお過ごしください。

眠り「早寝・早起き・朝ごはん」+よく噛み・出す

暖かい春が訪れ、気持ちよく過ごせる季節になりました。
「春眠暁を覚えず」~春の夜は寝心地が良いので、朝になってもなかなか目が覚めない~ということはありませんか?

『眠り』は心と身体と頭脳の栄養です。ホルモン分泌や疲労回復に大切な睡眠も、いつまでもお布団の中でゴロゴロしていては、1日のスタートが遅くなり、食事時間や就寝時間がズレて生活リズムが乱れてしまい、子どもの心と身体の健やかな発達を妨げます。

大人の都合で生活リズムを乱さないように、乳幼児期から早起きして昼間はたっぷり遊ぶ、夜は暗く静かな部屋で早寝する習慣を身につけさせましょう。

ところで、私たち人間の体内時計は25時間だということをご存知ですか?
毎日朝の光で地球周期の24時間にリセットしています。脳の視交叉上核が毎朝太陽の光を目からの刺激で受け取り「朝」だと認知し、朝ごはんをしっかり噛んで食べることで、脳を刺激して眠った体を目覚めさせ、体温を上げ、元気の原動力となります。

腸の働きも朝が最も活発なので、朝食や軽い運動で便通はとても良くなります。

春、桜の季節。新学期を迎え、新しい環境や出会いを楽しむためにも、規則正しい生活習慣を身につけ健康に過ごしましょう。

担当:百武管理栄養士

離乳について

母乳または育児用ミルク等の「乳汁栄養」から幼児食に移行する過程のことをいいます。この間に乳児の摂食機能は、乳汁を吸うことから、食べ物をかみつぶして飲み込むことへと発達していきます。

離乳の目標

食べる楽しさを体験することにより食欲を育み、また規則的な食事のリズムで生活リズム整えるなど、一生を通じての食べることの基本づくりです。

離乳の役割

乳汁では不足するエネルギーや栄養素を補うことと、「飲む食事」から「噛んで食べる食事」への橋渡しです。

離乳の開始とは

なめらかにすりつぶした状態の食べ物を初めて与える時を離乳の開始と言います。時期は5・6ヶ月頃が適当です。発達の目安としては、首の座りがしっかりしている、支えてやると座れる、大人が食べているものに興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなるなどがあげられます。
*離乳の開始前に果汁を与えることは、栄養学的な意味はありません。

離乳のすすめ方の基本

・授乳期には、母乳や育児用ミルクを目と目を合わせ優しい声かけと温もりを通してゆったりと飲ませることで、心の安定がもたらされ、食欲が育まれていきます。
・離乳期には、離乳食を通して少しずつ食べ物に親しみながら、噛んで飲み込むことを体験していきます。おいしく、楽しく食べた満足感を家族が共有することで、食べる意欲が育まれていきます。
・離乳後期になると、自分でつかんで食べたいという意欲が芽ばえてきます。「手づかみ食べ」は食べ物を目で確かめて、物をつかんで口まで運び、口に入れて食べるという食行動の発達です。汚すからだめ!と言わないでください。

すすめ方の注意点

・赤ちゃんが嫌がるときには無理強いせずに、楽しく食事ができる環境をつくりましょう。
・赤ちゃんの未熟な腎臓に負担がかからないように、味付けは素材の味を生かし薄味に。
・ハチミツは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使用しません。
・手、食器、調理器具を衛生的に扱いましょう。
・べービーフードを適切に利用することができます。
・フォローアップミルクは母乳や育児用ミルクの代替品ではありません。
 離乳食が順調に進まず、鉄不足のリスクが高い場合など必要に応じて9ヶ月以降に使います。
・アレルギー疾患の予防や治療を目的として、むやみに特定の食物を除去することは、こどもの成長・発達を損なうことがありますので、必ず医師と相談してください。

離乳食の進め方の目安

                        離乳の開始                    離乳の完了
生後5・6ヶ月頃  7・8ヶ月頃  9~11ヶ月頃  12~18ヶ月頃
 食べ方の目安 ◆子どもの様子を見ながら、1さじずつ始める。
◆母乳やミルクは飲みたいだけ与える。
◆1日2回食で、食事のリズムをつけていく。
◆いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。 ◆食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく。
◆家族と一緒に食卓を囲む楽しい体験を。
◆食事のリズムを大切に、生活のリズムを整える。
◆自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める。

食事内容の目安 調理形態と量は、あくまで目安であり、こどもの健康状態や成長発達の状況に応じて、食事の内容を調整してください。
調理形態 なめらかにすりつぶした状態 舌でつぶせる固さ 歯ぐきでつぶせる固さ 歯ぐきで噛める
固さ








量  穀類(g) つぶしがゆから始める。

すりつぶした野菜なども試してみる。

慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚などを試してみる。 全がゆ
50~80   全がゆ90~
  軟 飯80   軟 飯90~
  ご 飯80
野菜・果物(g)
       20~30 30~40 40~50
 魚(g)
 又は肉(g)
 又は豆腐(g)
 又は卵(個)
 又は乳製品(g)       10~15
10~15
30~40
卵黄1~全卵1/3
50~70 15
15
45
全卵1/2
80 15~20
15~20
50~55
全卵1/2~2/3
100

成長の目安
◆母子手帳にある「成長曲線」のグラフに、身長や体重を記入して、成長曲線に沿っているかどうかを確認してください。

ベビーフードを利用する場合

 ◆外出や旅行の時、時間の無いとき、不足しがちな鉄分などを補いたいとき、メニューの変化を付けたい時など、用途に合わせて上手に選びましょう。
 ◆子どもの月齢や固さに合ったものを選び、与える前に一口試食して確認しましょう。
 ◆開封後の保存には注意して、食べ残しや作り置きは与えないようにしましょう。
  表示(注意事項)をよく読んで利用しましょう。

5・6・7・8ヶ月頃のすすめ方
5・6ヶ月頃のすすめ方 7・8ヶ月頃のすすめ方
食べ方の
目 安 赤ちゃんの機嫌や体調のよい日に始めましょう。
赤ちゃんの様子を見ながら1さじずつ始めましょう。 1日2回食で、食事のリズムを。またいろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていきましょう。   
この時期の
特 徴 離乳食を飲み込むこと、舌ざわりや味に慣れることが目的です。 今まで食べていたのに急に食べなくなる、5・6ヶ月の柔らかさのものを食べたがる。
食器類に手を伸ばしたりつかんだり、手の動きが活発になる。
上手にゴックンできない時は、焦らずに初期の固さを続けましょう。
栄養摂の
バランス 80%は母乳・育児用ミルクから
20%は離乳食から(2回食の場合) 60%は母乳・育児用ミルクから
40%は離乳食から
すすめ方
離乳食の回数 初めは1日1回、授乳時間のどこか1回にあてはめる。
開始から1ヶ月ぐらいで1日2回にする。 1日2回、きめた時間はできるだけ守りましょう。
食後の
授 乳 欲しがるだけ与えます。 欲しがるだけ与えます。

与え方のポイント
・ 赤ちゃんの姿勢を少し後ろに傾けるようにします
・ くぼみの浅い細めのスプーンに離乳食をのせ、下唇に軽く触れるように口に入れます。うまく口に入れられずにだらりと出たら、すくい取って口に入れてやります。
・ 平らなスプーンを下唇にのせ、上唇が閉じるのを待ちます。
・ 赤ちゃんがゴックンと飲み込むのを確かめてから、一呼吸をおいて次の離乳食を口に運びます。
食品の種類 ・ アレルギーの心配の少ないお粥(米)から始めましょう。・ 慣れてきたら、ジャガイモや野菜、果物、さらに豆腐や白身魚を増やす。
・ 1日2回食に進む頃には、穀類、野菜、果物、タンパク質性食品を組み合わせた食事にしましょう。 ・ 卵黄→全卵
・ 白身魚→赤身魚
・ 脂肪の少ない肉(ささみなど)
・ 食べやすく調理した豆類、野菜、海草
調





ト 固さの目 安   なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状)、慣れてきたら少し固めに。 豆腐ぐらいの固さ。
調理方法(例) 加熱が原則(フルーツ、トマト、ヨーグルト、チーズは例外)。 柔らかく煮た野菜を、半分つぶし半分みじん切りにして混ぜるなど、組み合わせる。食べにくそうなものは、とろみをつけてのどの通りをよくする。
1食分の
味付 味付けはしません。 塩分:塩なら0.1g(ひとつまみ0.5g)、醤油なら小さじ1/6、砂糖:小さじ2/3~5/6(2~2.5g)、油脂類:小さじ1/2~5/8(2~2.5g)    

9ヶ月から18ヶ月頃のすすめ方
9ヶ月から11ヶ月頃のすすめ方 12ヶ月から18ヶ月頃のすすめ方
食べ方の 
目 安  食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていきます。家族と一緒に食べる楽しさを体験していきましょう。 1日3回食のリズムを大切に、生活リズムを整えましょう。
自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始めましょう。
この時期の
特 徴 自分で食べたがる、好き嫌い、遊び食べ、ムラ食べ、ばっかり食べが多くなる。     口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら一口の量を覚える。手づかみ食べが上手になるとともに、食具を使った食べる動きを覚える。前歯が生えそろってきますが、噛む力はまだ強くありません。
栄養摂取の
バランス 40%は母乳・育児用ミルクから
60%は離乳食から  
 (11ヶ月になると70%へ) 20%は母乳・育児用ミルクから
80%は離乳食から



方 離乳食
の回数 1日3回、後半になったら徐々に大人の食事の時間帯に。                      1日3回、足りない分は1,2回の間食で補います。
食後の
授 乳 離乳食の量を増やし、離乳食後に母乳または育児用ミルクを与えます。離乳食とは別に、母乳は欲しがるまま、育児用ミルクは1日2回程度。        離乳の進行及び完了の状況に応じて与えます。

与え方
のポイ
ント ・丸み(くぼみ)のあるスプーンを下唇の上にのせ、上唇が閉じるのを待ちます。
・ 柔らかめのものを前歯でかじりとらせます。 ・手づかみ食べのできる食事にします。
 ご飯はおにぎりに、野菜は大きめに切る。
 食べ物は子ども用のお皿に、汁物はお椀に少量入れるように。
・ 汚れてもいい環境づくりを。
・ 食事は食べさせるものではなく、子ども自身が食べるもの。
・ 子どもの食べるペースを大切にしましょう。
食品の類類

組み合わせ ・青皮魚(アジなど)   ・赤身の肉やレバー   ・緑黄色野菜を忘れずに
*9ヶ月以降は鉄が不足しやすくなります。調理用に使用する牛乳・乳製品の代わりに育児用ミルクを使用するなど、工夫をしましょう。
調





ト 固さの
目安 歯ぐきで押しつぶせる固さ(指でつぶせるバナナくらいが目安) 歯ぐきでかみちぎれる固さ(肉だんごぐらいが目安)。いろいろな食品を体験させる。
調理方
法(例) 初めはすべてを固くしないで、硬めと柔らかめのメニューを組み合わせます。切り方も少しずつ大きめに。 柔らかく煮た野菜を、半分つぶし半分みじん切りにして混ぜるなど、組み合わせる。食べにくそうなものは、とろみをつけてのどの通りをよくする。
1食分

味付け 塩分:塩なら0.16~0.3g(ひとつまみは0.5g)醤油なら小さじ1/3、 
砂糖:小さじ1(3g)、油脂類:小さじ3/4(3g) 塩分:塩なら0.4~0.5g(ひとつまみは0.5)醤油なら小さじ2/3
砂糖:小さじ1と1/3、油脂類小さじ1(4g)
          

離乳の完了とは

形のある食物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外の食物からとれるようになった状態を言います。
時期は12ヶ月から18ヶ月が目安です。 「卒乳」という意味ではありません。

この時期の特徴

体の大きさの割にはかなりのエネルギーや栄養素が必要です。好き嫌いや、食べ慣れないものがでてくる時期でもあります。
睡眠・食事・遊びといった日常活動にメリハリが出てくるし、何でも自分でやりたがったり、何でもイヤと言ったり、気持ちを上手に伝えられずにかんしゃくを起こしたりします。
子どものペースに合わせてゆったりと付き合ってやりましょう。

1日の食事量の目安(おやつも含めて)

「食事バランスガイド」を活用して、家族(大人)の食事量から1日の目安を考えましょう。生活習慣病予防のため、野菜、果物、魚をよく食べ、幼児期から薄味に配慮した食習慣を!

母親の1日の食事量の目安 →→→→子どもの1日の食事量の目安

(約2,200Kcalの料理の組み合わせ例)
 ◆主食、副菜、主菜:1~2才は約1/3 3~4才は約1/2
 ◆果物は1/2程度
 ◆主菜として乳製品を使うこともできる。
 ◆牛乳を与えるのは1歳以降が望ましい。
 ◆まだ十分に咀嚼ができないので、繊維質の固い葉物や肉類などは控える。


間食は食事である

 ◆離乳期の子どもの食事の楽しさは、新しい食材との出会いや家族と一緒の食事から経験させましょう。
  大人が楽しく適当に摂取する「菓子類・嗜好飲料」は離乳完了してから与えましょう。
 ◆食事でとりきれないものを間食にプラスして与えましょう。
  おにぎり、ふかし芋、牛乳・乳製品、果物など食事の素材を活用して用意しましょう。
 ◆時間を決めて、1日1~2回
  規則正しい3回の食事に影響しないように間食の時間と量を考えましょう。


最近の離乳食事情

離乳食のいろんな情報が氾濫していて、お母さん方を惑わしている事が多々あります。特に離乳開始の時期がそうです。
1歳までの赤ちゃんの主な栄養源は母乳またはミルクです。離乳食は栄養を補うことよりも、「食べる」という行為の訓練をすることに重要な意味があります。そのためには長い期間をかけた方がゆっくり進めることが出来、赤ちゃんに負担をかけずにすみます。

順調に成長しているのであれば、5~6ヶ月頃からが良いでしょう。アレルギーや低体重児、未熟児など、何かが気になることのある方は栄養士に相談してください。

離乳初期(5〜6ヶ月)

★食物アレルギーが気になる方は主治医、栄養士にご相談下さい。
★「月数・週数」は目安であって、無理強いせずに、焦らずに、ゆっくり始めればいいし、徐々に慣らしていけばいい。
★赤ちゃんの健康状態がよいのを確認して離乳食を開始する。始めたら毎日続ける、一日一日の積み重ねが大切です。
★1日に1品、1さじから、午前中に1回与える。初めての食材は1さじから始め、少しずつ増やし、4〜5日位同じものを続けて与えるように。
★食品の進め方:炭水化物源から始め、2週後に野菜を、3週後にたんぱく源を加えていきます。
・炭水化物:米、いも類、パン、ソーメン、うどんの順に。
・野菜類:繊維の少ない、香りの少ないものから選びます。
・たんぱく源:初めは豆腐、麩、6ヶ月頃から白身魚、しらす干しの順に。
★この時期は「おかゆ」であっても裏ごしをしてドロドロ状態で与えます(ポタージュスープの様な状態です)。慣れてきたら水分の量を少なくして少しかためのドロドロにします。
味はつけずに、素材の味を覚えさせましょう。

<おすすめレシピ>
♣電気釜で作る10倍粥<大人のご飯を炊く時を利用します>
米大さじ1と水150ccを背の高い湯飲みに入れ、釜の中央に置き、普段通りに炊く。ご飯とお粥が同時に出来上がる!(お粥はさらに裏ごしをしてください)
♣オレンジジュースで煮るパン粥
食パンのミミを外し、手で小さくちぎって、ベビーフードの果汁で10分位煮る。(焦げ付きやすいので、弱火にして水を足しても良い)。
♣人参のヨーグルト和え<6ヶ月ころから>
柔らかく茹でた人参を裏ごしして、プレーンヨーグルトをかけるだけ。
(人参は手指大の棒状に切り、茹でて冷凍しておくと便利です。凍ったまま、おろし金ですり下ろすとよい。冷凍は1週間が目安で使い切りましょう)

離乳中期(7~8ヶ月)

離乳食を開始して1~2ヶ月が過ぎた頃ですが、順調に進んでいますか?生活のリズムは整いましたか?

★2回食にしましょう。
食べ具合が順調でなくても、回数が増えれば慣れも進みます。
★栄養のバランスを考えましょう!
・一食に、主食(炭水化物源)と副食(蛋白源、野菜)を組み合わせます。
・卵黄(1/6個程度)→納豆→とりレバー(夏場は痛みやすいのでベビーフードを利用してもよい)→豆類(そら豆、グリンピース)→ささみ→シーチキン(油の少ない物から)→赤身の魚(かつお、まぐろ、あじ、鮭、鮭の缶詰等)の順に蛋白源の種類を増やしましょう。
・酸っぱい物大好きさんになるために、プレーンヨーグルトも与えましょう。
・8ヶ月に入ったら海草類(わかめのくたくた煮)やオリーブ油、ごま等で味の種類を増やしましょう。
★小さなみじん切りのブツブツした感触も経験させてあげましょう。
・進み具合によってみじん切りが大きくなっていきます。噛む練習の始まりです。

離乳後期(9〜11ヶ月)

この頃になると動きも活発になり、お座りからつかまり立ちしたり、また自分で座ったりしてママは大変です。
★3回食にしましょう。
★新しい蛋白源として挽肉が登場しますが、豚肉からが無難です。肉屋さんで脂身の少ない所を挽いてもらえたら一番いい。
★大人のメニューを利用しましょう。
・フライ、てんぷらは衣をはずして。
・カレー、シチュー、野菜の煮物、スープ類などは材料が柔らかくなってから味をつける前に赤ちゃんの分を取り分ける。
・お刺身:2・3切れをレンジで加熱。
・茶碗蒸し:自然のだし汁で作った上品な味に。
・1食に1品の緑黄色野菜を与えてください。
★調味料も使えます。
・薄味に心がけて、味に変化を持たせて与えましょう。
★手づかみ食も楽しいです
・茹で野菜のスティック、パン、いも、ビスケットなど工夫してください。

離乳完了期(1歳3ヶ月~1歳6ヶ月位)

いよいよ離乳完了期です。スムーズに3回食をしっかり食べられるようになりましたか?習慣化できていますか?噛む練習は続いていますか?家族との食卓への仲間入りをさせてください。食事を通してのスキンシップは赤ちゃんにとって、とても大切なことです。

★好き、嫌いを示すようになります。焦らず、無理強いせず、でも諦めず!嫌いでも形を変え味を変え時々出してください。そのうち慣れてくれるでしょう。
★そろそろ卒乳(断乳)を考えます。
・少食な赤ちゃんは卒乳によってよく食べるようになることがあります。甘えや夜泣きが解決することがあります。
・ミルク以外の飲み物でコップやストローの練習をしましょう、自然にほ乳瓶から離すことができるようになります。
★そろそろ躾(しつけ)のこともパパと話し合いましょう。
・パパの役割ママの役割や、許せない事と許せる範囲等々。
・「いただきます」「ごちそうさま」のごあいさつ。
・食事中はきちんとお座りができるように等。
★1日2回の間食(おやつ)を与えます。
・発育のめざましい赤ちゃんの必要栄養量は大人の1/3 程度です。
・3回の食事だけでは不足しがちですので食事の一部分として考えてください。
・温めた牛乳、又はフォローアップミルクを1日 400cc 位おやつに。
★青身の魚が食べられるようになります。お魚大好きさんになりましょう。

<おすすめレシピ>
♣ビシソワーズ<食欲のない赤ちゃんのための消化の良い高カロリーメニュー>
材 料(4〜5人分):
じゃがいも中2個、玉ねぎ中1/2個、バター大さじ2、固形スープ1個、水 300cc 、牛乳 400cc 、生クリーム 100cc 、パセリ適宜

作り方:
①じゃがいも・玉ねぎは皮むきし、薄切りに。
②バター・じゃがいも・玉ねぎ・水・固形スープを鍋に入れ、野菜が柔らかくなるまで煮て、ミキサーにかける。
③鍋に戻し、牛乳を加えて冷やす。大人用は好みで塩こしょうを。
④器に盛り、生クリームをたらし、みじん切りパセリを散らす。
(じゃかいもの代わりにカボチャ、人参でもおいしいよ。又、好みでミキサーにかけなくてもよい)

♣芋茶きん<ビタミン不足を補う健康おやつ>
材 料(5個分):
かぼちゃ 300g 、砂糖 5g 、季節の果物 150g 、レーズン50g

作り方:
①かぼちゃは皮をむき乱れ切りして、ゆでてつぶす。熱いうちに砂糖を加えて練る。
②果物は1cm 角位に切る。レーズンは湯につけて柔らかくする。
③冷めた①と ②を混ぜ合わせ、ラップで茶きんに絞る。     
(かぼちゃの代わりにさつま芋もよい。果物は汁気の少ない物がよい)

赤ちゃんの味覚形成について

赤ちゃんは生まれてからすぐに甘い物は「心地よい(快)」と受け入れますが、酸っぱい物、苦い物、塩辛い物に対しては「不快」を示します。3ヶ月頃からは舌ざわりの感覚も発達してきます。ですからほ乳瓶を嫌がるのもこの頃からです。
味覚は他の感覚に比べて最も早く基礎ができますが、離乳食開始後の「味の経験」によって個々人の味覚の形成が異なっていきます。親の好みに最も影響されやすい感覚でもあります。
赤ちゃんには本質的に好き嫌いはありません。家庭の味が濃いければ、濃い味に慣れてしまい、将来濃い味を好むようになるのです。大人の勝手で赤ちゃんに好き嫌いをつくらないようにしてくださいね。

おやつ(間食)について

★1才過ぎたらおやつを与えます
子どもの必要なエネルギー量は、1~2歳でお母さんの1/3、3~4歳で1/2です。
3回の食事だけでは食べる量が少ないのでおやつで補います。
★量を与えすぎない
おやつは軽い食事と考えます。 1~2才で100~200Kcal(牛乳コップ1杯とビスケット2枚)。3才過ぎたら300Kcal位(おにぎり小2個分と豆腐1/4丁)、(バナナ半分にヨーグルト120gとクッキー2枚位)。
★時間を決めて与えましょう
遊びながらのダラダラ食いは、偏食やムラ食いを助長させ、良い食習慣が身につきません。虫歯も心配です。
次の食事の2時間前までに食べ終わるように。
★栄養のバランスも考えて
食事で不足しがちなカルシウム・ビタミン類の多い食材、牛乳・乳製品・果物・いも類・スティック野菜・空煎りいりこ・パン・ビスケット・クッキー等を2~3種類組み合わせて。
★嗜好品に偏らないで
市販の甘いお菓子やスナック菓子に偏らないようにしましょう。利用するときは小皿に盛って野菜と一緒に出しましょう。(ポテトチップスと生野菜の組み合わせは意外と美味しいよ)
肥満・貧血・高コレステロール血症の子供たちは、甘いお菓子やスナック菓子、インスタント食品に偏った食べ方をしていることが、さまざまな調査で明らかにされています。要注意ですよ。
★おやつの時はたっぷり水分を与えましょう、しかし、甘いジュースや清涼飲料水の飲みすぎは禁物!甘くない飲み物の習慣を!
★食べ残したおかずをおやつ(間食)に変身させるおすすめ技
・ピザ用チーズをのせてレンジで加熱する。
・卵で包んでオムレツに。
・豆腐で和えて白和えに。
・胡麻和え、きな粉和え等。

<おすすめレシピ>
♣きな粉ゼリー(5個分)
材 料:
牛乳250cc、粉ゼラチン10g、砂糖25g、きな粉大さじ2
黒砂糖(粉)25g、水少々

作り方:
①粉ゼラチンを大さじ3の水で湿らせておく。
②牛乳を温め、ゼラチンと砂糖を入れよくかき混ぜながらきな粉を加えて、あら熱をとり、器に流し入れ冷やし固める。
③黒砂糖を水で溶かし黒蜜を作り、②にかける。

妊婦さんへのアドバイス

「細胞の1つ1つが元気な赤ちゃんが産まれますようにと、食事には気をつけました」と二児の母である工藤静香さんが言ったそうです。感動的な一言ですね。
口に入れる1つ1つの食べ物が胎児の成長に影響を与えるので、やがて生まれてくる赤ちゃんに思いを寄せ、話しかけながら楽しく料理をし、食べて欲しいですね!
アルコールは妊娠初期だけではなく、妊娠後期にめざましく発達する胎児の脳にも悪影響があると解ってきたので、アルコールは控えていただきたい。
妊娠中毒症の予防と治療にも食生活が大変重要です。塩辛い物、加工食品の摂りすぎ、偏った食事、野菜不足には要注意です。海草やきのこ類は健康に役立つミネラル・食物繊維を多く含んでいるので、心がけて食べましょう(カリウム制限の方は栄養士に相談してください)。

体重が増えすぎないためには、何をどれだけ食べたら良いのかを考えましょう!必要量から見て、例えばタンパク質類は納豆1包分、ご飯は茶碗軽く半膳分増やせばいいといったように、決して2人前ではないのよ!

<春野菜のおすすめレシピ>分量は一人分の目安
♣春野菜のスープ
材 料:
①肉団子(豚ミンチ30g、白ネギ・生姜みじん切り少々、つなぎに卵・片栗粉少々、味付けに塩・醤油・酒・洋こしょう・ごま油少々)
②春野菜(キャベツ40g、茹で筍20g、そら豆30g、ミニトマト3個)
③水200cc、中華スープの素、塩こしょう適宜

作り方:
スープを沸かし、よく混ぜ合わせた①をスプーンですくって入れ、アクをすくいながら中火で炊く、薄切りした筍を入れ、一煮立ちしたら、キャベツ、そら豆、ミニトマトを加えて塩こしょうで味を整える。

♣菜の花のお浸し
材 料:
菜の花60g、昆布ちりめん5g、醤油少々

作り方:
菜の花は熱湯でさっと色よく茹でて、2cm長さに切って、醤油を加えて軽くしぼっておきます。市販の昆布ちりめんで和える。

♣根菜類のシーチキン煮
材 料:
新ごぼう40g、大根50g、人参15g、シーチキン30g、冷凍枝豆15g、薄口醤油少々、水適量

作り方:
野菜は小さめの乱れきりにする。鍋に野菜とひたひたの水、シーチキンを入れて中火で約20分煮る。薄口醤油で味を整え、枝豆をさやから出して、散らす。

授乳期の栄養のポイント

出産して間もなくオッパイをのみに赤ちゃんがやって来ます、感動の一瞬ですね!お母さんが食べたものは母乳になり、そのまま赤ちゃんが食べることになりますので、さあ!おいしいオッパイを出しましょうね!
これから暑くなります。甘い飲み物や冷たい物を摂りすぎると益々食欲がなくなり、栄養のバランスが悪くなります。特に鉄分、タンパク質、カルシウム、ビタミンB1、B2、Cなどの不足に気をつけましょう!
特に母乳に必要な「水分」は十分に補わなければなりません。牛乳(一日に400ccぐらい)、お茶は勿論、果物や野菜たっぷりの汁物などのような栄養と水分の多い料理がいいのでございます。母乳がたくさん出る料理の例として、ホワイトシチュー、さつま汁、のっぺい汁、けんちん汁、納豆汁、芋類のスープ、ミネストローネ、魚のムニエル、野菜と肉類の煮物、マリネー、チーズオムレツなどがあります。

<おすすめレシピ>分量は一人分の目安 ♣かぼちゃのスープ 材 料: かぼちゃ30g、玉ねぎ15g、バター1g、A(水100cc、コンソメの素1/4個)、牛乳50cc、こしょう・パセリ少々 作り方: バターでかぼちゃと玉ねぎを炒め、Aを加えて煮る。柔らかく煮えたら牛乳を加え、こしょうで味を整え、パセリを散らす。 ♣鉄分たっぷりシュウマイ 材 料: 合い挽きミンチ30g、鶏レバー15g、玉ねぎ25g、枝豆6粒、サラダ油5g、シュウマイの皮3枚、A(卵・パセリ・ナツメッグ・塩こしょう少々)、 B(ケチャップ・ウスターソース混ぜ合わせた物少々) 作り方: ①鶏レバーは洗って、茹でてみじん切りにする(茹でるときに玉ねぎの皮やパセリの芯を入れるとくさみが取れる)。 ②玉ねぎはみじん切りにして炒める。 ③合い挽きミンチに①、②、Aを加えてよく捏ねる。 ④三等分し、丸めてまな板に置き、シュウマイの皮をかぶせるように乗せて、5本指でつかみ、まな板の上でクルクルと回しながら形を整える。上下をひっくり返して枝豆を飾る。 ⑤10~15分蒸す。Bをかけていただく。 ♣キャロットゼリー(分量は6個分) 材 料: 人参120g、粉寒天4g、レモン汁20cc、オレンジジュース50cc、砂糖50g、水200cc 作り方: ①人参は皮をむき小さめに切って茹でる。オレンジジュースと一緒にミキサーにかける。 ②寒天を水で溶かし、1~2分沸騰させ、砂糖を加える。 ③レモン汁と①と②を混ぜ合わせて容器に入れて冷やし固める。 ④カスタードソースをかけるとなお美味しい。 ♣カスタードソース 材 料: 卵黄1個、砂糖2、コンスターチ大さじ1、牛乳200cc、バニラエッセンス少々 作り方: 材料を鍋に入れ、よく混ぜてから弱火にかけ、とろみが出てきたら火を止め、バニラエッセンスで香りをつける。

育児に奮戦中のお母様へ

赤ちゃんの泣き声で、食なんて!そんなところじゃなかったわよ~とか、作るのが面倒でつい手軽な甘い物・インスタント物・スナック菓子等でお腹を満たしていませんか?
赤ちゃんにとって一番困ったことは、世話してくれるお母さんが元気でないことですので、毎食きちんと食べて、元気も母乳も出してくださいね!
赤ちゃんがお座りが出来るようになったら、一緒に食卓を囲みませんか?テレビを消して、おしゃべりをしながら、時間をかけて食事を楽しみましょう!

<大人も赤ちゃんも食べられる、おすすめレシピ>

♣ほうれん草入り蒸しパン(離乳中期)
材 料(10個分):
ホットケーキミックス220g、ほうれん草20g、牛乳200cc、砂糖12g、ピザ用チーズ40g

作り方:
①ほうれん草は茹でて、水気を絞ってみじん切りし、牛乳と一緒にミキサーにかける。
②ホットケーキミックスに砂糖、若草色の①を加え、さっくり混ぜる。
③紙カップに②を流し入れ、ラップをかけずに、電子レンジで(500W12分)加熱する。朝食におやつにどうぞ!

♣納豆とうふ(離乳中期)
材 料(一人分):
絹豆腐1/4丁、ひきわり納豆30g、大根おろし、ネギ等

作り方:
絹豆腐の上にひきわり納豆をのせるだけ。大人はお好みで大根おろし、ネギ、芥子などでトッピングしてください。

♣和風ミートローフ(離乳後期)
材 料(4人分):
鶏挽肉200g、絹さや4枚、椎茸2枚、人参1/4本、長ネギ1/6本、片栗粉大さじ2、パン粉1/2カップ、茹でブロッコリー適宜

作り方:
①ブロッコリー以外の野菜をみじん切りにし、挽肉、片栗粉、パン粉を加え、粘りが出るまでよく練る。
②ラップに包んで筒状に形をつくり、電子レンジで(500W3分)加熱する。
③ラップを外し、皿にのせ、さらに1分加熱し、2cm幅に切る。
④ブロッコリーを添えて、お好みでケチャップやソースでどうぞ。

水分の補給について

さて、汗びしょりの季節となりました。プールデビューした赤ちゃんもいるかもしれませんね。暑い日には、こまめに水分を与えてください。赤ちゃんは『のどが渇いたよ』と言えない分お母さんが気がけなければなりません。

<1日の水分の必要量>乳児では体重1Kgあたり125~150mlで、大人の必要量の2~3倍に当たります。乳児の1回量は100ml位までにします。飲みすぎると母乳やミルクの量が減る場合もあります。与えても飲まない場合は体内の水分は一応足りている証拠と思ってよいでしょう。

<与えるタイミング>お出かけの後、お昼寝の後、お風呂上り、あるいは時間を決めておくと良い。

<水分の種類>湯ざまし、沸かした麦茶が一番。ジュースや乳酸飲料はおやつやご褒美のときに使っても良いでしょう。イオン飲料には糖分塩分が多く入っているので日常的に飲ませる必要はありません。高熱などで多量の汗をかいたとき、吐いたり下痢したりした時に与えましょう。お茶や健康茶の類には鉄分の吸収を邪魔する渋み成分「タンニン」が入っているものもありますので、緑茶の3~4煎目程度の薄いものが良いでしょう。
<温度>暑い時期には冷たい方が美味しいけど、冷たいものばかりだとかえって食欲が落ちますので、ならないように気を配ってください。

<夏向きのスープ>カロリーも高く消化も良いスープを紹介します。
♣枝豆の呉汁 (4~5人分)
材料:
枝豆200g(正味)、玉ねぎ70g(薄切り)、ごぼう70g、人参50g、だし汁750cc、塩小さじ1/2、薄口醤油大さじ1

作り方:
①枝豆は柔らかく茹でて、サヤからはずす。さっと茹でた玉ねぎと一緒にだし汁を少し入れてミキサーにかける。
②ごぼうは小さめのささがきにして水にさらす。人参は細い千切り。③ごぼうと人参をだし汁で柔らかく煮て、①を加えて塩、薄口醤油で味を整える。

♣かぼちゃのビシソアーズ (4~5人分)
材料:
かぼちゃ90g、玉ねぎ100g、バター大さじ1、固形スープの素2個、水3カップ、牛乳1カップ、塩少々、生クリーム大さじ2、パセリ適宜

作り方:
①かぼちゃは皮をむき、小さめの乱れ切り、玉ねぎは薄切り。
②鍋にバターを溶かし、①を10分炒め、玉ねぎがしんなりしたら水とスープの素を加え、煮立たせアクをとりながら柔らかくなるまで煮る。少し冷めてからミキサーにかける。
③②を鍋に戻し、牛乳を加え、塩で味を整えて冷ます。生クリームを加え皿に盛り、みじん切りしたパセリを散らす。

カルシウムについて

骨や歯に必須の栄養素であるカルシウムを、幼児期から効率よく摂らせて、子どもの頃からしっかり「カルシウム貯金」をしてあげましょう。乳幼児期は、一生のうちで最も骨や歯の発達が盛んな時で、カルシウムの必要量は乳幼児期では大人の2/3、学童期では大人の1.5倍です。骨の健康はこの時期のカルシウムの取り方で決まると言われています。
また、血液にも一定量のカルシウムが必要で、これは細胞レベルにおいて生命維持に大切な働きをしているものです。カルシウムが不足すると骨からカルシウムが放出され骨粗鬆症等を引き起こします。慢性的なカルシウム不足が続くと、イライラする(キレやすい)といった神経過敏な状態になることがあります。

♣一日あたりのカルシウム必要量
乳幼児:400~500mg、学童期:900mg、成人:600~700mg、妊産婦:1000~1100mgです。牛乳100ccで100mg、ヨーグルト100gで100mg摂れますので、乳幼児の場合には1歳以降は牛乳またはフォロアップミルクなどの乳製品で300~400mgを、残りは大豆製品、小魚類、緑黄色野菜、海草類で補います。

♣消化吸収をよくするために
ビタミンD(魚類、このこ類)、ビタミンC(野菜、果物)、ビタミンK(納豆、緑黄色野菜、発酵食品)、クエン酸(食酢)等の食品を組み合わせて、バランスよくおいしい料理をつくりましょう。また、特にビタミンDは日光に当たると皮膚でつくられますので、紫外線の少ない時間帯に30分ぐらい日光に当たりましょう。

♣インスタント食品は控えめに
ハム、ソーセージ、清涼飲料水、スナック菓子等の加工食品にはカルシウムの吸収を邪魔する成分(リン酸)が添加物として入っているので、食べ過ぎに注意しましょう!

<おすすめレシピ>
♣チーズやっこ(4人分)
材 料:
豆腐1丁、スライスチーズ2枚、青じそ8枚、巻のり2枚、醤油

作り方:
①豆腐は水気をきり、4枚に切る。
②チーズ半枚分を青じそ2枚で包み、豆腐で挟む。
③巻のりを半分に切って②を巻く。フライパンでさっと焼く。(豆腐とのりがつく程度)
④2~3個に切り、醤油をつけていただく。お好みでわさび・辛子を加えてもいい。

♣ミルク餅(4人分)~カルシウムたっぷりのおやつ~
材 料:
かたくり粉 35g、砂糖 45g、牛乳 200cc、きな粉 大さじ1
作り方:
①鍋に牛乳、砂糖、かたくり粉を入れてよく溶かしてから火にかける。
②始めはやや強火で、鍋底にかたくり粉が沈まないように混ぜる。
③のり状になったら火を弱めて練り込む。色が白く変わり、つき餅状になったら比を止める。
④スプーンですくい、丸めて、きな粉をまぶす。

鉄分について

「鉄欠乏」と乳幼児の精神運動発達の関係について、最近よくとりざたされています。9~11ヶ月頃の赤ちゃんはだんだん体も大きくなって、運動も活発になります。鉄分が不足しがちになる時期とも言えます。最近の研究では、乳幼児の鉄分不足が長期に続くと、神経伝達物質の生成が悪くなる(神経伝達物質を作る酵素に鉄分が多く必要なため)ので、発語や言葉の理解、器用な動作、歩行などの精神運動発達に影響が出かねないということです。

離乳食に、8ヶ月頃からカツオやマグロの血合いの部分やレバーなど、9ヶ月頃から豚肉や牛肉の赤身の挽肉を与えましょう。これらの食品の赤い色は鉄分を含むヘモグロビンが豊富に含まれています。

ほうれん草は鉄含有量が多くても、あくのシュウ酸が鉄の吸収を悪くしているので、ほうれん草ばかりに偏らず、チンゲン菜や小松菜などの青野菜も使いましょう。

牛乳には鉄分がほとんど含まれていないので、鉄分を添加したフォローアップミルクを9ヶ月~1歳半位まで牛乳の代替として利用した方が安心です。

上記以外に茹で大豆、挽き割り納豆、ひじき、高野豆腐など、1週間に1回位の目安で鉄分を多く含む食材を与えましょう。(高野豆腐は堅いままおろし金でおろしてスープにすると便利です。)

<おすすめレシピ>
♣大豆ポタージュ(5~6人分)~離乳後期から食べられます~
材 料:
茹で大豆130g、玉ねぎ100g、バター大さじ2、サラダ油大さじ1、小麦粉大さじ1、水2カップ、スープの素2個、牛乳(粉ミルク)2カップ、子ネギ少々

作り方:
①バターとサラダ油で玉ねぎをよく炒め、小麦粉を入れてさらに炒め、水と茹で大豆、スープの素を入れる。
②火を止め、あら熱をとってミキサーにかける。
③鍋に戻し温めて牛乳または湯でといだ粉ミルクを加え、赤ちゃんの分を取り分けしてから塩で味を調え、小口切りの子ネギを散らす。

♣レバーのロールサンド(5人分)~食パン抜きで中身だけなら7ヶ月からOK~
材 料:
鶏レバー100g、バナナ1本、サンド用食パン5枚

作り方:
①レバーは水洗いして茹でて裏ごしする。
②バナナはみじん切りして①と混ぜる。
③食パンに②を塗り、ラップの上にのせ、ロールサンドにする。

♣赤身マグロのみそ風味フライ~衣を外せば1才すぎから食べられます~
材 料:
マグロ100g、みそ小さじ1、青じそ6枚、小麦粉・溶き卵・パン粉適宜

作り方:
①マグロは棒状に切り、みそを塗って、青じそを巻く。
②小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
③180度の油でこんがりと色づくまで揚げる。

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