便秘について | ならざき小児科 福岡市東区の小児科。病児保育も併設。

福岡市東区和白 医療法人育慈会 ならざき小児科

ごはんのいろいろ

便秘について

 毎週、火曜日の栄養相談でよく出てくる質問が便秘です。お母さんにとって毎日便が出ないことは悩みの種のようです。
 
 乳児の便通は1日に3,4回から2,3日に1回に至るまでまちまちです。回数だけから便秘と決めるのは難しいくらいです。ただし、便が硬くて出るときに痛がり、肛門が切れて血が出るようなことを繰り返すなら便秘と考えてください。2,3日出なくても、多少便が硬くても、赤ちゃんの機嫌がよく食欲もあればあまり気にせずともよいでしょう。
 
 便秘の原因として、母乳やミルク、離乳食の量が少ない、食物繊維の摂取不足、運動不足(寝ている時間が長い)、水分不足、生活リズムの変化、心因性によるもの、などがあります。
 
<栄養・食事面での対応>
☆明らかに母乳不足の場合にはミルクを足しましょう。
人工栄養の場合はほ乳量の調乳濃度を確かめましょう。ミルクの種類によって多少糖質の組成に差がみられるので、他のミルクに変えてみるのもよい。離乳食は野菜スープを与えて見ましょう。
 
☆果汁を与える(普段より濃くして量を多めに)。
りんごは整腸作用があるので下痢にも便秘にも効果がありますが、こどもによっては逆に便を硬くすることがあるので、使ってみて効果がないようであれば別の果物にかえてみてください。6ヶ月以降の赤 ちゃんなら果肉(すりおろし)やヨーグルト、ベビーフードの瓶詰め(特にプラムが有 効と言われている)を与えてみてください。
 
☆湯冷ましに砂糖やマルツエキス(薬店にある)を入れることもあります。
 
☆離乳食に次のような食品を試してみてください。
さつま芋、オートミールのおかゆ、胚芽入りパン、納豆、煮豆のつぶしたもの、おから料理、わかめのくたくた煮、ネバネバする野菜(オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキなど)、寒天ゼリー、バターや植物油などの油脂類(離乳中期以降に)。
 
<排便のしつけ>
時期的に無理をしすぎたり、怒ったりしますと便秘になって困ることもあります。排便のしつけはあせらずにやってください。
 
<どうしてもうまくいかない時>主治医に相談しましょう。
 
<家族みんなの便秘解消メニュー>
♣和風ポタージュ
材 料(4人分):
ごぼう 40g、じゃが芋 100g、玉葱 ¼個、バター 10g、合わせみそ 20g、コンソメスープ 400cc、牛乳 200cc、小ねぎ 15g
 
作り方:
①ごぼうは薄切りにして茹でる。
②じゃが芋、玉葱は薄切りにしてバターで炒め、スープを加えて柔らかく煮て、ごぼうとみそと一緒にミキサーにかける。
③鍋に移して牛乳を加えて温めると出来上がり。
*離乳後期の赤ちゃんに与えるときには薄めてください。
 
♣フルーツ入りかぼちゃゼリー
材料(4人分):
冷凍かぼちゃ 120g、缶みかん(実、汁) 80g、寒天 4g、水 160cc、砂糖 大さじ3、季節の果物適宜(みじん切り)、シナモン少々
 
作り方:
①かぼちゃは皮を除き、缶みかんとともにミキサーにかける。
② 寒天を水で煮溶かし、砂糖を入れ①を加えてよく混ぜ、みじん切りした果物とシナモンを加え、
③ 型に流し入れ、冷やし固めると出来上がり。

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